天然の葉酸サプリと合成の葉酸サプリの違いって?

天然葉酸と合成葉酸の違い

葉酸は文字どおり「緑色の葉もの野菜」に多く含まれるB群ビタミンの一種です。妊娠して初めて名前を聞く人も多いかもしれませんが「血を作るビタミン」としてお腹の赤ちゃんの成長には必要不可欠な栄養素であり、妊娠初期に葉酸が不足すると胎児に先天性異常が起こる可能性があると言われています。

また、男女問わず葉酸が不足することで疲労感や悪性貧血を起こしやすくするので、普段から意識したい栄養素といえるでしょう。B6・B12と一緒に摂取すると相乗効果も期待できます。

葉酸はごく普通の食生活をしていれば十分な量を摂取できますが、妊娠中の女性は約2倍の量が必要となり、意識してもなかなか適正量を摂取しにくいのが現状。しかも葉酸は水に溶けやすく熱に弱いので、調理の仕方によっては実際に摂取できるのが半分以下になってしまうことも・・・。妊娠していれば無縁ですが、喫煙や飲酒によっても破壊されていく栄養素です。そこで賢く摂取できるのが葉酸サプリと言えるでしょう。

葉酸サプリにも天然と合成がある

葉酸サプリを購入したことがあるなら知ってる人もいると思いますが、葉酸サプリには「天然」と「合成」の2種類が存在します。天然・合成と聞くと、天然のほうが安全で優れている印象を受けますが、葉酸に限ってはそうも言い切れません。

参考:葉酸は合成と天然どちらを選ぶべき? | 葉酸サプリ完全ガイド

天然葉酸(ポリグルタミン酸型)は自然のものから抽出して凝縮させたもので、オーガニック素材を厳選するなどこだわっているため、どうしても料金が高くなりがち。ただし、天然素材のため日常的な食事とさほど変わらないので体に負担がかかりにくい。ただし、天然素材のため、サプリのサイズが大きくなりがち。素材には収穫時期もあり、季節によっては含有量が変わってくるのもデメリット。また、クセも強く、人によってはアレルギーを起こすこともあります。

合成葉酸(モノグルタミン酸型)は化学的に合成させたもので、比較的安価でドラッグストアなどの近場で購入することできる。合成ゆえサイズ調整可能で飲みやすいサプリが多いです。天然と違い、季節に関係なく通年いつでも同じ成分を作ることが可能です。ただ安すぎるサプリには添加物が含まれていることがあるので注意しましょう。

合成葉酸は体内吸収率85%ですが天然葉酸は50%と低く、なんと小腸で合成葉酸に変化して体内に吸収されていきます。天然葉酸が体内で合成葉酸に変化するとは驚きですよね。半分しか吸収できないのなら、2倍摂取しなければならない単純計算になります。厚生労働省でも妊娠中・妊活中の女性はモノグレタミン酸型(合成葉酸)1日400μgを推奨しているほどです。

ただし、合成葉酸は摂取しすぎるというデメリットがあり、過剰摂取すると喘息やアレルギーを起こしやすい子が生まれると言われています。かといって、天然葉酸もいくら自然をうたっていても農薬がふんだんに使われていたのなら安全な気はしませんよね。放射能汚染のことも気になります。

天然・合成を判断するには商品成分表を見れば一目瞭然。「ほうれん草・ブロッコリー」などの自然成分が書かれていれば天然葉酸、「葉酸」と書かれていれば合成葉酸となります。また、商品成分表は含有量の多い順に記載されているので、サプリを購入する際に気をつけて見てみるのも良いですよ。

葉酸サプリを摂取するうえで重要なのは天然か、合成か、ということではなく、安心安全のサプリであることなのではないでしょうか。お腹の赤ちゃんを守れるのは自分自身。ですので安心安全が大前提に、普段の食生活に基づいて野菜を多く摂取するのであれば天然葉酸サプリ、野菜嫌いなら合成葉酸サプリと選択してあげれば良いかと思います。